やっと涼しくなり外での講義も可能になってきました。
たてもの美学講座の第3回目の訪問講座のテーマは「寺院の美」。
禅寺の建築の見どころポイントを鎌倉のお寺で実地で学びました。
北鎌倉駅集合でまずは「円覚寺」からスタート。
鎌倉の禅寺は土地の高低差を利用して建てられているとのことで、階段を登っていくと、
夏目漱石の「門」で有名な立派な山門が見えてきます。
また「谷戸」が多い鎌倉では、このような地層も景観の一部として大切にし、
地層の模様が虎のように見える「虎頭岩」が独特の景観を作り出す「妙香池」は国指定の名勝。
次に「建長寺」へ。ここの山門も大変大きいものですが、総門・山門・仏殿・法堂・方丈が
一直線に並ぶ伽藍配置が特徴です。
最後は「鶴岡八幡宮」で締め。3時間近くの長丁場の講座でしたが、皆様お疲れ様でした!