9月に入ってもまだなお酷暑が続いている中、
庭哲学講座の3回目は東京都国分寺にある殿ケ谷戸庭園にて開催されました。
今回のテーマである「お庭とお茶」で茶道のお話しになるため、
こちらの庭園にある素晴らしいお茶室で講座を開催することにしました。
講師は今年で3回目の茶庭がご専門の金綱造園事務所の金綱潤一さん。
毎回わかりやすい講義なのが大好評です。
茶道がテーマというのは実は大変切り口が難しく、今回は庭にも深く関連がある
草木にフォーカスし、茶道のお稽古の1つである「廻り花」という生け花を取り上げました。
季節感を取り入れた様々な草木を、それぞれ持ち寄った多種多様な花瓶に
1人づつ好きなように活けていく、という一種のゲームのような感覚です。
受講生はもちろんみんな初めての体験だったのですが、
素晴らしく美しく活けられて感動です!
どのようにしたら美しく見えるか、ということを個々が考えながら形を整えていく作業は
時間を忘れてしまうほど面白い体験でした。お疲れ様でした!