「地球温暖化で変わるワイン産業」
真夏の集中豪雨や季節外れの台風など、地球温暖化は我々にも最近非常に身近に危機感を
感じられる問題ですが、それがワイン産業にも色々な影響を与えている、ということについて
今回はお話いただきました。
産地の分布図自体が変わったり、より標高の高い場所にブドウ畑が移動したり、
海流の影響が強く出て来ている産地があったりと、グローバルで見ていくと
その問題は深刻でもあり、またある面新しいビジネスチャンスでもあります。
そしてこのまま温暖化が進むと、ワインの品種が変わったり、生産量が激減したり、
我々消費者の思考に変化が出たり、とビジネスにも相当影響があることがわかります。
だかこそ、各ワイナリーはそれを予想しての対策を色々取っていて、
100年という先を見通しながら持続可能なビジネスを目指すワイン産業の
取り組みについて知ることは、改めて我々に取ってもアラートを鳴らしてくれている、
ということを感じました。
金融やITには一見関係のないように見える地球温暖化ですが、
イギリスのスパークリングを飲みながら、自分たちのビジネスの30年先、
50年先、100年先を想像してみることもたまには必要かもしれません。