「彦根屏風 – その2-」 ついに彦根屏風の後半ですが、今回は「この屏風は誰が描いたのか?」の 謎にぐーっと迫っていきました。 一人の画家の人生の悲哀が全て凝縮された珠玉の1枚であり、 彼にとっての「終焉」の物語でもあったこの屏風。 そこにはその時代の社会背景なども絡まり、画家の人生が集約されたような 気さへ覚えます。 たった1枚の絵からここまで想像し、主題を読み取り、 作品の奥深さを楽しむ。 まさに「絵の見方」の本質をつく講義でした。