今月は初めて写真専門の美術館のご紹介です。
日本初の写真美術館として、1983年に山形県・酒田市に開館した「土門拳記念館」。
1974年酒田市名誉市民第1号となった写真家・土門拳の作品が約7万点所蔵されて
います。
ニューヨーク近代美術館(MOMA)の新館も手掛けた谷口吉生氏の自然環境と建物が見事に協調された建物も美しいですね。
ちょうど館内で土門拳のライフワークでもあった「古寺巡礼」の展覧会も開催されていたので、学芸員の田中耕太郎さんになんと美術館内からの実況中継形式でお話しいただきました!(閉館後でしたのに本当にありがとうございます!)
今ではおそらく撮ることができない迫力の構図の仏像の写真は圧巻で、
実物の仏像よりもある意味の迫力が感じられました。
土門拳という1人の写真の”肉眼を超えた”と言われるその作品の数々を
じっくりご紹介いただき、「観る」ということの重要性を改めて認識した夜でした。
田中さん、ありがとうございました!